風俗は「成功しやすいタイプ」「成功できないタイプ」がわかりやすい業界です。

それは風俗業界は仕事の成果が評価に反映されやすい「実力主義」の世界だから。そのため、昇給や昇進がしやすい世界なのだと言えるでしょう。

ビジネス書には、社会で成功するためのノウハウが山ほど書かれています。そうしたメソッドは風俗業界でも通用するのでしょうか。

今回は風俗業界で昇進しやすいタイプとそうでないタイプについて解説してみたいと思います。

風俗業界で成功しやすいタイプとは

一般的に、ビジネスにおいて成功するタイプはこんな人でしょう。

・イメージすることは実現できると信じている

・時間が何よりも尊いと思っている

・「継続は力」だと知っている

・考え方がシンプルで前向き

・失敗の責任は常に自分自身にあると考えている

自己啓発本などには大体において、こんなことが書かれています。

風俗業界の場合も基本的には普通のビジネスと何ら変わりはありません。特に店長などの幹部クラス、自ら独立して風俗を起業したプレナーたちはこうしたビジネスマインドを持っているものです。

では、彼らのような風俗業界の「勝ち組」たちは、最初からこうした資質を備えていたのでしょうか。

――いえ、違います。大抵の場合、こうした理念や資質は後天的にいくらでも磨けるものです。

しかし、成功する人には成功者なりの共通点があるのもまた事実。

その共通点とは、仕事に取り組む「姿勢」です。

本気で成り上りたいと思って働く

風俗業界は仕事の成果がしっかり反映される一方で、成果が上げられなければ昇進は見込めない厳しい世界です。

そのため、いわゆる「指示待ち人間」よりも、自分で考えて動ける人間の方が高く評価される傾向があります。

こうしたやる気に満ち溢れた「野心家」にはチャンスを与えるのが風俗業界です。そして、そこで結果を出せばスピード出世、スピード昇給につながります。

もちろん、年功序列などといった慣習はありません。風俗業界に若くして責任者やマネージャーを任されている人が多いのは周知の事実でしょう。

逆に、現状維持を望むようなタイプは、“縁の下の力持ち”的な存在にはなれますが、風俗業界で勝ち組になるのは難しいかもしれません。

仕事に真面目に取り組む

当たり前の話ですが、仕事に真面目に取り組むことなしに成功はあり得ません。

ですが、風俗業界ではこれが意外な落とし穴になります。

例えば、あなたは風俗という仕事についてこんなイメージを抱いていませんか？

「風俗の仕事なんか、一般企業に比べたらチョロい。テキトーにやっておけば成り上がれるっしょ」

強くお断りしておきますが「どうせ風俗だから」と軽い気持ちで働いているようでは、出世などおぼつきません。

確かに、風俗業界は一般企業に比べると「ゆるい」部分はあるでしょう。しかし、仕事を甘く見るのは話が別です。

仕事と真剣に向き合って真面目に取り組める人は、風俗業界においても間違いなく成功できるタイプです。

こういうタイプの人は「今、自分は何をすべきか」をしっかりと把握しています。ですから仕事への取り組み方にブレがなく、ほかのスタッフよりも高い能力が発揮できるのです。

そもそも「どうせ風俗だから」という考え方は仕事に対する認識として間違っています。風俗業界はそんなに“チョロい”仕事ではありません。

男と女、人対人のサービスを売り物にしているだけに、そこには無機質な製品にはない難しさがあります。高度なコミュニケーション能力やマネジメント力がなくてはとても務まらない世界です。

また、風俗業界で働くにはそれなりの「覚悟」がいります。

風俗は「性」を商品にしているため、（悲しいことですが）どうしても色眼鏡で見られがち。そこで心が折れてしまう人もいますが、本気で成功したいなら世間や周りの意見に流されず信念を持ち続けることが大切です。

風俗スタッフの仕事の中には、あまり気が進まない雑務もあったりするでしょう。ですが、そこで腐ったりしてはいけません。

「風俗は世の中で必要とされている仕事」という認識をしっかりと持ち、真面目に仕事に取り組む人だけが風俗業界で成功できるのです。

チーム力を大切にする

「自分の仕事さえやっておけばいい」

そんな考え方をしてる人は数多くいます。しかし、周りとのコミュニケーションが取れない人間に人をまとめたり使うことはできません。

時間がなくて自分にできない仕事、自分では手に負えない仕事……そういった仕事があったとき、自分の周りのスタッフやキャストを味方につけて仕事をこなすことができる人は、風俗業界で成功できるタイプです。

そうして信頼を積み重ね、自分が上に立ったときに支えてくれる仲間が多いほど、成功への道を後押ししてもらえるものです。

風俗業界で成功したい人、必読の書

７つの習慣 著：スティーブン・R・コヴィー

７つの習慣
著：スティーブン・R・コヴィー

成功哲学に関する古典名著の1冊です。

自己啓発書の要素もあり、良い習慣を持続させることでビジネスに限らず家庭や友人関係など私的な人間関係も含む全てに成功を得られると説いています。

成功する人・失敗する人の差は紙一重

ビジネスに限らず、一流スポーツ選手の試合でも紙一重の『わずかな差』によって勝敗が決まることがあります。このように、わずかな違いでその後の結果に大きな差が出てくることを『ウイニングエッジ』と呼びます。

著名な経営コンサルタントのブライアン・トレーシー氏はこう語っています。

セールスを含むどんな分野でも、トップをとる人は、肝心な部分が他の人よりほんの少し優れているだけだということだ。業界のトップクラスにいる人はみな、それぞれのウィニグエッジを身につけている。その結果、人並み外れた働きや成果を成し遂げているのだ。

氏によれば「多くの場合、1位と2位の結果は2～10倍だが、その能力の差は3％程度」なのだそうです。「わずかな差」――それは才能ではなく、努力の先にあることを認識しておくべきでしょう。

風俗業界は実力の成果が反映されやすい世界ですが、その実力の「差」は努力の先にあるほんのわずかな差に過ぎません。

大切なのは、仕事に対していかに熱意を持ち、どれだけの結果を残せるか。そこに魅力を感じられるなら、きっと風俗業界で成功して高収入を掴めるはずです。